雑筆21 アイデア発想法

以前読んだ本田宗一郎さんの本に、「事業で必用なのは、アイデアとスピードだ。」と書いてありました。これから定常業務はAIの進化に伴い、益々コンピュータの仕事に移っていきます。「アイデア」を発想はしばらくの間は、人の仕事として残ります。マーケティングに役立つアイデア発想法をChatGPTに教えてもらいました。

ChatGPTアイデアの発想法は人によって異なる場合がありますが、以下に一般的に有効なアイデアの発想法をいくつかご紹介します。

①  マインドマップ(Mind Mapping): マインドマップは、アイデアや概念を視覚的に整理する手法です。まず、中心のテーマや問題を書き込み、それに関連するキーワードやアイデアを枝や枝先に書き出していきます。それぞれのアイデアからさらに連想を広げていくことで、新たなアイデアが浮かび上がることがあります。

②  アナロジー(Analogy/類推思考): アナロジーは、異なる領域や概念からの類似性を見つけ出し、それを元に新しいアイデアを生み出す手法です。例えば、他の産業や自然界の仕組みからインスピレーションを得ることで、新たな解決策やアプローチが浮かび上がるかもしれません。

③  逆の視点(Reverse Thinking): 問題や課題を逆に考えることで、新たな視点や解決策を見つける方法です。具体的には、望ましい結果の逆を想像し、その逆の状況や要素を考えることで、新たなアイデアが浮かび上がることがあります。

④  ブレインストーミング(Brainstorming): ブレインストーミングは、グループや個人でアイデアを自由に出し合う手法です。制約や批判を排除し、アイデアの量を重視します。多様な視点や意見を尊重し、他の人のアイデアからインスピレーションを得ることができます。

⑤  問いかけ(Questioning): 自分自身や他の人に対して問いかけることで、新たなアイデアを引き出すことができます。問題の本質や目的について深く考え、そこから派生する疑問や解決策を探ることが重要です。

⑥  ラテラルシンキング(Lateral Thinking): ラテラルシンキングは、伝統的な思考パターンからの脱却を試みる手法です。通常の直線的な思考ではなく、非常識な組み合わせやアプローチを考えることで、新たなアイデアが生まれる可能性があります。創造的な問題解決において有用です。

⑦  メタファー(Metaphor/比喩): メタファーは、比喩的な表現を通じてアイデアを生み出す手法です。既知の概念や物事を別のものに例えることで、新たな視点やアイデアを見つけることができます。例えば、「ビジネスはチェスのようなものであり、戦略とプランニングが重要」というような表現があります。

⑧  アイデアの結合(Idea Combination): 既存のアイデアや概念を組み合わせることで、新たなアイデアを生み出す手法です。異なる分野や産業からのアイデアを組み合わせることで、独創的な解決策や製品が生まれることがあります。

⑨  環境の変化(Changing Environment): アイデアの発想には、環境を変化させることも有効です。新しい場所に出かけたり、異なる文化や視点を経験したりすることで、思考の柔軟性や創造性が高まります。刺激的な環境に身を置くことで、新たなアイデアが浮かび上がることがあります。

これらの手法を組み合わせ使用したり、自分に合ったアイデアの発想法を見つけたりするためには、実際に試行錯誤しながら練習することが重要です。

発想法は色々とありますが、発想法を知っているだけでは、アイデアは浮かびません。アイデアを生み出すためには、考え続ける必要があります。それにより無意識でも処理されます。

「ChatGPT」 アイデアが生まれるためには、それを考え続けることが重要です。アイデアが意識的な思考の対象として持ち続けられる場合、脳はその情報を非意識的にも処理し続けることがあります。以下に、考え続けることがアイデア生成に与える影響について詳しく説明します。

①  結合と統合: アイデアを考え続けることで、脳は既存の情報と新たなアイデアを結びつけ、統合しようとします。このプロセスにより、脳内で異なる領域やネットワークが関連付けられ、新たな発見や結びつきが生まれる可能性があります。

②  焦点の集中: アイデアを考え続けることにより脳はその情報に焦点を集中させます。脳は情報の選択や処理を行う能力を持っており、意識的に関心を寄せる情報に対して優先的に処理を行います。したがって、アイデアを意識的に考え続けることで、脳はその情報に特化した処理を行い、洞察や新たな視点を生み出す可能性があります。

③  創造性の促進: アイデアを考え続けることにより、脳は創造性が高まる状態に入ることがあります。創造性は独創的なアイデアや結びつきを生み出す能力であり、持続的な思考によって促進されることがあります。脳は異なる視点やアプローチを探求し、新たなアイデアを生み出すために努力します。

④  睡眠とアイデア生成: 睡眠中も脳は活動しており、アイデアの生成や処理が行われることが知られています。睡眠中の脳は、意識的な制約や外部刺激から解放され、非意識的な領域にアクセスすることができます。そのため、アイデアがひらめくことや寝ている間に思いつくことがあるのです。アイデアを考え続けることによって、睡眠中の脳も関連する情報を処理しやすくなり、アイデアが浮かびます。

⑤  パターン認識と洞察: アイデアを考え続けることにより、脳はパターン認識や洞察力を活用して新たなアイデアを生み出すことがあります。脳は過去の経験や情報をもとにパターンを抽出し、問題解決やアイデアの創出に応用します。アイデアを継続的に考えることで、脳はより多くのパターンや結びつきを認識し、洞察を得ることができます。

⑥  リワード系の活性化: アイデアを考え続けることには、脳のリワード系(報酬系)が関与しています。アイデアの創出や問題解決に成功したとき、脳内の報酬系が活性化し、快感や満足感を感じることがあります。この快感は、アイデアを考える行為自体に対しても働き、脳がその活動を促進し続ける要因となります。

⑦  時間と反復の効果: アイデアを考え続けることは、時間と反復の効果を利用することも意味します。アイデアの生成や洞察は、一度の思考では限られた範囲で行われることが多くあります。しかし、アイデアを繰り返し考えることで、脳はより多くの情報や結びつきを処理し、新たなアイデアを生み出す可能性が高まります。

総じて言えることは、アイデアが生まれるためには、それを考え続けることが重要であるということです。アイデアは脳内の複雑な情報処理や統合の結果として生まれるため、アイデアを忘れずに考え続けることで、脳はさまざまな要素を組み合わせて創造的なアイデアを生み出すことができるのです。

嫌いなことを考え続けることは苦痛ですが、好きなことなら時間がたつのも忘れてるほど夢中になって考え続けることができます。「自分が好きなこと」「夢中になれること」が見つかったなら、それを考え続けることができます。日本の学校の授業では、「覚えること、暗記すること」が重視されています。ソフトバンクの孫社長は過去の講演で「日本の教育は、暗記が8割、考えることが2割だが、私はこの比率を逆にしないといけないと思っている。」と発言していました。覚えることは、コンピュータやAIには太刀打ちできません。人の強みを生かす「面白いアイデアを考える」授業があっても良いと思います。日本の学校教育が、これからの時代に合っているか疑問です。大量生産、大量消費の社会システムを構築するための「真面目なサラリーマン量産工場」になっているという意見もあります。アイデアの発想を促進する授業が必要です。ようやく日本でも「プログラミングの授業」が始まりました。ゲームを考える授業は個人的には大賛成です。ゲーム会社を起業した小学生の兄弟がテレビ番組で紹介されていました。将来の夢は「世界的なゲーム会社にすること。」と言っていました。将来有望な小学生です。企業が求める人材のタイプや、優秀な人の定義が変わってくる予感があります。

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