あなたは「人生」と言う言葉から何をイメージしますか。「人生」をどう定義しますか?僕は昔は「人生の目的は退屈しないこと」と考えていました。幼稚な考えに赤面します。今は「時間を有意義に過ごすこと」が大切だと考えています。人生とは時間そのものです。
人生に対する名言はたくさんあります。でも名言の多くは業績を残した人の言葉です。ですからほとんどが人生の残りの時間が少なくなった人の言葉です。
物の価値はそれをどれだけ持っているかで決まります。砂漠で水は貴重です。一億円の預金がある人にとって一万円ははした金でも、10万円の人には大金です。名言は時間銀行の残預時間が少ない人の発言です。若者は地位やお金はなくても、時間銀行に預時間だけはたくさん持っています。
目標に向かって有意義に時間を過ごすことは素晴らしいことですが、若者は時間を無駄遣いするのも経験です。それが自由闊達な行動や、後先を考えない冒険につながります。それが若者の一番の特権です。銀行の預金は使わなければ残ります。しかし時間は、何もしなくてもどんどんなくなります。どうせなくなるのなら無駄遣いしたほうがいいです。誰の預時間も最後はゼロになってしまうのですから。
昔、何かで読みました。確かアメリカの臨床医師が90歳以上の老人の方々への「何か後悔していることがありますか?」の質問に90%以上の人が「もっと冒険をしておけばよかった」と答えたそうです。この話は最近読んだひすいこうたろうさんの「あした死ぬかもよ?」にも紹介されています。(良い本ですよ)
私のキャリアと仕事柄「転職したい」や「独立したい」方の話を聞くことがあります。理由に「後悔したくないから」と言う人が多くいます。私は「後悔したくない」はあまりお薦めしません。「後悔したくない」を転職の理由にするのは成功の判断基準が高すぎると思います。そもそも人は「後悔しない人生」を送ることが可能なのでしょうか。人は後悔しながら生きていく生き物です。「後悔してもいいからやってみたい」か、相対的な判断で「今のままより変化した方が後悔が少ないと思う」が良いと思います。
いづれにしても、自分に与えられた時間をどう使うかは、自分しだいです。
「人生の価値は、何を得たのではなく、何を残したかで決まる」の言葉は好きです。
