フレームワーク(Framework)とは 「枠組み」「骨組み」「構造」を意味します。何か特定の事柄を考える際の思考の枠組みです。最初は「事例」から始まります。それが類型化し整理、蓄積されることでフレームワークになります。フレームワークは、分析を可視化し標準化するためのツール(道具)です。ビジネスフレームワークとは、ビジネスで共通して用いることが出来る考え方、意思決定、分析、問題解決、戦略立案などの枠組みです。フレームワークは様々な形があり、それぞれ機能が違います。ビジネスフレームワークは、アイデア発想、事業の分析、タスクの洗い出しなどの考え方をまとめたものです。フレームワークで思考し、まとめることで効率的にアイデアをまとめられます。フレームワークは、多種多様なものがありますが、目的によって基本機能は以下の4点になります。
・分類する : 分類とは「事物をその種類・性質・系統などに従って分けること。同類のものをまとめ、いくつかの集まりに区分すること」。混然一体になっているものを、何らかの基準で似たものどうしにまとめて分けます。代表的なフレームワークは、マトリックス図です。
・分解(細分化)する : 分解とは「一つに結合しているものを、要素や部分に分けること。または分かれること」です。漢字の「分かる」は大きなものを細分化することで理解することを意味しています。例えば、時計をパーツや部品に分けて細分化することで、小さい部品にしていきます。時計を製造したり修理したりをするときには必要な作業です。代表的なフレームワークは系統図です。
・時系列化する : 時系列とは、時間の経過とともに起こる現象を観察して、 整理したものことです。作業や活動の順番を明示します。順序化とも言えます。時間や作業工程などのプロセスで実施手順を決めるのも時系列化の一つです。代表的なフレームワークはネットワーク図です
・関連付けする : 関連付けとは「ある事柄と他の事柄との間につながりをもたせる。結び付ける」ことです。作業や発想や人など関係性が高いものを繋げて関係性を表します。代表的なフレームワークは連関図です。
フレームワークの具体的な解説はこの後書きます。フレームワークをメインして説明してあるロジカルシンキングの書籍は多いですが、フレームワークはあくまでもツール(道具)です。フレームワークの作成方法を理解することが、ロジカルシンキングだと思っている人もいますが、道具の使い方だけを習得しても、ロジカルシンキングを理解したことにはなりません。例えば、料理で、包丁の使い方だけ上達してもおいしい料理は作れません。材料や調味料や火加減や調理法の知識も必要です。料理で重要なことは道具を上手に使えることよりも美味しい料理ができることです。ビジネスに役に立てるためにはフレームワークの使い方だけではなく、ロジカルシンキングの基本的な考え方も理解しておく必要があります。この後は、機能に分けて個別のフレームワークを説明しますが、フレームワークは、おおよその種類や使い方を理解しておけば十分だと考えています。理由はフレームワークの多くは、マーケティングや戦略立案などの目的で使用されます。実務では単独で使用するよりも目的に応じて、いくつかを組み合わせて使うことが多いです。フレームワークの詳細な作成方法は、必要な時に応じで学習したほうが理解しやすいと考えています。フレームワークを使用したからと言って、必ずしも正しい分析かできるわけではありませんが。考えていることを整理し可視化して、情報を共有することは可能になります。
