弱者には面白い時代 LM69

世の中が安定している時代は、変化が起きづらいです。戦国時代のように下剋上が盛んに起き、権力構造が変わる時代は、織田信長や豊臣秀吉のような、新進気鋭の新しいことに挑んでいく人にチャンスが生まれます。都民として今の東京があるのは、家康様のおかげだと感謝しています。江戸時代は平和な良い時代でした。でも江戸時代には信長も秀吉も出てこられません。コロナの影響で社会が大きく揺らいでいます。直前までインバウンドで絶好調だった、旅行業界、ホテル業界、航空業界は、いきなり市場が蒸発しました。2019年のエンタメの売り上げは過去最高でした。

日本は明治維新以来の、激変の時を迎えています。維新前と後では大きく日本の社会は変わりました。265年続いた江戸幕府から明治政府になりました。武士の社会から平民の社会に、鎖国が終わり、世界に向けて開かれました。大政奉還は1867年です。世界の産業革命は18世紀の後半。蒸気機関の発明、汽車や蒸気船などの技術革新が起きました。グラハム・ベルが電話を発明したのは、1876年です。日本は必死に世界に追いつこうとしていました。明治維新後に今に繋がる三井、三菱、住友などの財閥が発展しました。

今は第4次産業革命と言われていす。大きな流れは1990年代のデジタル革命からの継続的です。僕はリアルに経験してきまた。世の中がアナログの社会から、一気デジタルの社会になりました。トイレの壁にキーボードの写真を貼って配列を覚えていたころが懐かしいです。今はIoTの時代です。全てのものがネットに繋がる時代です。もしインターネットが無かったら、YouTubeが無かったら、アマゾンが無かったら、自粛中の生活は不便な生活でした。今の時代に生き残るためには、変化を楽しめるマインドが必要です。僕が対応できるかは別の話ですが、世の中の変化にワクワクします。

今世界のビジネスを制しているGAFAの創業年を見ると、A以外の設立は1990年代です。これから先、誰も気にも留めない企業が、次のグーグルやアマゾンになる可能性は大です。続々と新規のベンチャーが立ち上がっています。安定している社会では既存の企業の力が強いです。しかしコロナの影響で、従来のマーケットで利益を上げている企業は総崩れしています。大企業が変化するのは、巨大な船が急に進路を変えるのが難しいように時間がかかります。モーターボートであれば、簡単に進路が変えられます。市場が安定している時には、チャンスが無かった企業、弱者に面白い時代になってきました。

僕の仕事の喜びの1つは、コンサルや研修でお世話になった企業が発展することです。僕が役立ったことなどないとは分っていますが、それでも嬉しいです。僕が関わらせていただいた企業が、8/22号の東洋経済の凄いベンチャー100の一番目に取り上げられていました。超嬉しくて社長にメールしました。お付き合いがあった当時の日本電産の売り上げは7,000億円です。今は1兆5,000億円です。永守社長のエネルギーが末端にまで浸透していると感じる印象に残っている会社です。僕のような旧世代の価値は、色々な時代の変化に対応してきた経験値です。いきなり変化に遭遇して戸惑う若い世代との強みです。そうした経験値はこれからの時代に決して侮れないと前向きに考えています。これからも関わった企業が発展する姿を見られたらと願っています。

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